
"The traveller owns the grateful sense
Of sweetness near, he knows not whence,
And, pausing,takes with forehead bare
The benediction of the are."
何処よりかは知らねど
近き香りに旅人は暫し休らい歩みを止めて
豊かなるその香りを懐かしみ
高き御空の祈りをぞ聞く
その武勇と文徳の教訓は、体系としては崩れ去るかもしれない。しかしその光明と栄光は、その廃墟を乗り越えて永遠に生きてゆくであろう。その象徴である桜の様に、西方の風に吹かれて散り果てても、その香気は、人生を豊かにして、人類を祝福するだろう。
好きな本のしめくくりを思い出していたら出来上がった絵です。
それにしても、弓道のシルエットは本当に難しい。いろいろな角度から描き直したのですが、結局画力が足らず不満だらけのまま仕上がってしまいました。が、こういった精神的羨望や憧憬を今描けるのだろうか、と、描きたいことの純粋さに改めて惹かれた2016年3月9日、記録に入れました。