2016年03月19日

WACOM BAMBOO Spark は使えるのだろうか

ノートをとろう!紙から(中略)未来へ!ぴかぴか(新しい)
WACOM BAMBOO Spark
http://www.wacom.com/ja-jp/products/mobile-accessories/bamboo-spark

個人的結論、使える。

いつもの友人がご購入あそばされ、試させて頂く機会に恵まれました。shiba氏、いつも本当にありがとうございます。…では、

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BAMBOO Sparkは付属のボールペンに電磁誘導スタイラスのカラクリがついていて、つまり、A5のメモ用紙にボールペン入力、というスタイルとなっています。が、お絵かき脳細胞が冷凍マグロだったのでいきなり描く自信ゼロ。そのためウォームアップがてらに鉛筆でちょっと下描きをしておきます。描き終えたらカプチーノでもすすりましょう。

で。

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付属のスタイラスボールペンを使い、BAMBOO Sparkの懐に抱かれて描き終えました。さてこれがどうなるでしょうか。

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shiba氏のiPhone6にBluetoothにて転送中。
一番気になるのは、ズレです。描いてる最中に紙と検知ゾーンはジリジリとズレていっているはずです。なにせ搭載されてるメモ用紙は実にフツーの紙の束ですし、指で力強く押さえておりますから、描いている紙の位置なんぞ小刻みに動きまくっております。当然、スタイラスペンの位置座標もその影響を派手に受けるはずです。さあ、はたして、どれくらいズレが出るものか!!!わくわくテカテカw

…なので、わざと複雑に線を増やしてみたわけですが、そのストローク数がゆえなのか、転送に時間がかかっております。転送司令を出してからすぐに、サイゼリヤのドリンクバーにカプチーノ(話と関係なくてすみませんが、あそこのカプチーノ結構美味しいですよネ、え?うまくない?そですか。。(´・ω・`))を頂戴しに行ってコーヒーマシンを動かしてカップを満タンにし、砂糖を取って席に戻ってきてその砂糖を投入、サジでくるくる珍々、ズズッと1/3くらい飲み終えたところで転送が

 始まりました。(笑)

で、そこから3分くらいですかね、終わるまで。

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きたこれ!!
すごい!!想像していたようなズレは全く無い!!!
なんという補正技術でしょうや!!想像以上の完成度ではないですかこの製品!

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なつかしのお絵描きチャットで頻発したようなエラッタはあるんだけど、Photoshopがホームグラウンドの人にとっては全く苦ではないマスターデータです。ところがどっこい!

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エラッタを生んでるストロークまでタイムラインをバックして…

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問題箇所を特定し…

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分離して問題箇所を破棄…

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再度結合すると、

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ちょ!
お絵かき掲示板でおなじみだった処理方法が、より安定的でこんなに身近に素敵な応用がなされておりましたよ。すごいなあ。


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↑元絵

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↑BAMBOO Sparkからの出力(出力時の解像度は2,480x1,748の72dpi)

「先生、なかなかクリアでございますな」
「うむ、そなたもくっきりしておるぞ」


私はこれ、使えると思いますねえ。タブレットコンピュータで、追従性の悪いスタイラスペンにヤキモキするよりも、やっぱり紙ですよ紙!(笑)
輪郭取れれば十分とか、ちょいちょいと簡単なカットを描くとか、もちろんメモにも。メモとしては微妙に作業が多いかな、とは思うけど、手書きで記録して最速でEvernoteに記録したい!という時は、アリだな、と。かなりの完成度だと思いました。この基礎技術のまま、スケッチブック型で鉛筆が使えて消しゴムまで行けたらどんなに幸せかわかりません。消しゴムのあたりをどう処理するのかは設計者のアイディアの光らせどころかと思いますが、そのへんは明日のテクノロジーに夢を見て本日はこのあたりで、おしまい。
素晴らしい体験を誠にありがとうございました。

posted by mao9821 at 00:27| Comment(0) | 読み物
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