
NHK『新・電子立国』から。ドキュメンタリーをワンドロで。
オイルショックや公害問題のなかで、自動車の内燃機関はアナログによる制御が限界に到達。先陣を切っていたホンダのCVCCはマスキー法を超えたが、排気ガス規制はさらに厳しくなったのである。さなか、フォードが呼びかけた、制御装置の電子化に応じた数社のうち最後まで残った東芝は、冷蔵庫ほどのコンピュータ、DECのPDP11同等の能力を安価にワンチップ化させる。しかしそのあまりの極端がゆえに当初フォードの経営陣は懐疑的であったという。そこで、あらゆる車上電力に負荷をかけた状態で、アメリカの灼熱砂漠地帯を走破するテストが行われた。しかして試験は合格となる。
日本でも昭和53年規制を境に、その高い水準の排気ガス規制に対応するため、排管触媒に対し理想的な空燃比を実現するために、エンジンの電子制御が急速に普及していく。
好きなお話のひとつ。昨年11月18日作。
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ハナシは変わりまして先日、友達とツーリングにいきました。
76年から三年後の79年発売Z1000MK2なのですが
彼の手入れもあってなかなか完調でした。
またハナシは変わり、マッドマックスに出てくる「ヒャッハーな悪い奴ら」が乗ってる世紀末バイクや車。
これって全部キャブレター&ポイント点火、ガバナ進角なんだろうなと。
だって、ワンチップはスクラップ部品で修理できませんものね。
ああ、絶滅前に急激に進化するカワイソウな生き物達よ…
あれ?そいえばガソリンエンジンもう造らないんでしたっけ…(笑)
尤も、太陽風一発でヒャッハーな世界になりそうですが…。
そういえばちょうど、ドイツの議会採決で2030年までに燃焼系エンジン販売禁止という話が出たとこですね。まだ法的拘束力はできてないそうですけども。。
個人的には電力駆動の世界もとんでもなく奥が深くて面白いと思ってます。
きっと未来のメカ好きな若者は普通に、三相交流モーターの線間電圧をさらりっと計算してるんだと思われます。